はじめに
こんにちは。旭川市の歯医者、歯科医院開業24年の松本歯科クリニック院長、松本弘幸です。
みなさんは、ISQという言葉を聞いたことがありますか?
比較的新しい言葉で、患者さんにはあまり理解していただいていないと感じましたので、
今回はISQについてお伝えいたします。

ISQとは
ISQ(Implant Stability Quotient)は、インプラントの初期安定性や骨結合を非侵襲的に評価するための数値です。RFA(Resonance Frequency Analysis)を使用して測定され、20から100の範囲での数値として表示されます。
ISQの高さは、インプラントの安定性や骨との結合の良さを示す指標とされています。通常、高いISQ値は良好な骨結合を示し、低いISQは結合の不足や潜在的な問題を示唆することがあります。
ISQと治療期間の短縮について
1.初期安定性の確認: ISQが高ければ、インプラントが適切に配置され、骨との良好な結合が期待されるため、即時荷重や早期荷重が検討されることがあります。
これにより、治療期間が短縮される可能性があります。
2. 追跡とモニタリング: ISQの追跡は、インプラントの骨結合の進行や、潜在的な問題の早期発見に役立ちます。これにより、必要な場合の早期介入が可能となり、治療の遅延を防ぐことができます。
3. 患者への説明: ISQを使用して、患者に対してインプラントの現状を客観的に示すことができます。これにより、患者の理解や治療の進行に対する信頼感を高めることができるかもしれません。
4. リスク評価: ISQを定期的に測定することで、インプラントの安定性の変化を追跡することができます。突然のISQの低下は、潜在的な問題の早期兆候となる場合があります。例えば、感染や骨の吸収が始まっている可能性が考えられます。
5. プロトコルの調整: 高いISQ値を持つインプラントは、より短い治療期間のプロトコルが推奨されることがあります。一方、低いISQの場合、骨との結合を強化するための追加の手順やより長い治療期間が必要な場合があるかもしれません。
6. 治療戦略の変更: ISQの測定結果をもとに、治療のアプローチを変更することも考慮されます。例えば、即時荷重を考えていたインプラントが期待されるISQ値に達していない場合、治療プランを見直し、荷重を遅らせたほうが良いかもしれません。
7. 患者さんのコンプライアンス向上: ISQの数値を患者さんに共有することで、患者さんの治療に対する理解と協力を得ることができます。具体的な数値を提示することで、患者さんは治療の進行状況をより具体的に理解することができるかもしれません。
8. 最適なタイミングでの修復: 高いISQ値は、インプラント上の修復物(例: クラウン)を早期に装着するのが適切であることを示している場合があります。これにより、患者さんはより迅速に咀嚼機能と審美的回復を得ることができるでしょう。
結論として、ISQはインプラントの安定性を評価する有用なツールであり、治療の計画や進行において重要な情報を提供します。しかし、ISQだけに依存するのではなく、他の診断手段や臨床的な所見と組み合わせて判断することが、最終的な治療結果の成功につながります。
まとめ
ISQ値とは、インプラントの初期安定性や骨結合を非侵襲的に評価するための数値で、20から100の範囲での数値として表示されます。
ISQの高さは、インプラントの安定性や骨との結合の良さを示す指標とされています。通常、高いISQ値は良好な骨結合を示し、低いISQは結合の不足や潜在的な問題を示唆することがあります。
ISQと治療期間の短縮については、 ISQが高ければ、インプラントが適切に配置され、骨との良好な結合が期待されるため、即時荷重や早期荷重が検討されることがあります。これにより、治療期間が短縮される可能性があります。
しかし、ISQだけに依存するのではなく、他の診断手段や臨床的な所見と組み合わせて判断することが、最終的な治療結果の成功につながります。
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旭川の歯医者 歯科医院開業24年の松本歯科クリニック
院長 松本弘幸






















