院長ブログ

歯周病治療・予防はなぜ必要か?

2023年8月15日

はじめに

こんにちは。旭川市の歯医者、開院24年の松本歯科クリニック院長、松本弘幸です。
今回は、成人の90%が罹患しているといわれている歯周病治療・予防がなぜ必要か、お伝えしていきます。

歯周病治療は病状の進行を止め、歯と歯茎を守り、炎症症状を軽減する役割があります。歯周病予防は病気の進行を防ぎ、口腔全体の健康を維持するのに役立ちます。
歯周病が放置されると、歯を失う可能性や全身の健康にも影響を及ぼすリスクが高まることがあります。
定期的な歯科検診と適切な口腔ケアは、歯周病の早期発見と健康の継続的維持のためにとても大切です。

歯周病とは

歯周病は、歯と歯茎の周囲にある組織に炎症が生じる状態です。
初期段階では歯茎が腫れたり出血したりすることがありますが、進行すると歯茎が後退し、歯の支持組織が損傷を受けます。
この状態が放置されると、最終的に歯が失われる可能性が高まります。

歯周病の全身疾患との関係

歯周病は口腔だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことが知られています。
歯周病の炎症性物質が体内に広がることで、心臓病、糖尿病、呼吸器疾患などのリスクが増加する可能性があります。
そのため、歯周病の予防と管理は、全身の健康を維持するためにも重要です。

歯周病予防の必要性

歯周病の予防には、日常的な口腔ケアが必要です。
適切な歯磨きやフロスの使用、定期的な歯科検診、専門家のアドバイスに従うことが大切です。
また、リスク要因となる喫煙やストレスの管理も考慮することが重要です。

歯周病予防・治療のポイント

1. 適切な口腔衛生 歯を磨くことやフロスを使用することで、歯と歯茎の周囲の細菌やプラークを除去します。
歯垢(プラーク)の蓄積が歯周病の原因となることが多いです。

2. 定期的な歯科検診 歯科医師の定期的なチェックアップによって、早期段階で歯周病の兆候を発見することが大切です。
早期発見することで病状の進行を防ぐことができます。

3. 専門的なクリーニング プロの歯科衛生士による専門的なクリーニング(デンタルクリーニング)を受けることで、効果的に歯石や歯垢を除去できます。

4. 口腔ケアの指導 歯医者さんに適切な歯磨きやフロスの方法、マウスウォッシュの使用方法などの指導を受けることで、自宅で効果的なセルフケアができるようになります。

5. リスクファクターの管理 喫煙やストレス、糖尿病などのリスクファクターが歯周病のリスクを高める可能性があるため、それらのリスクを減らすことができるかを検討してください。

6. 治療プランの選択 歯周病の進行度に応じて、歯周ポケットの清掃や歯茎の手術などの治療方法の説明を受け、これからの長い人生を快適に過ごすため最良の選択をしてください。

7. 食事と栄養 健康的な食事は口腔衛生環境にも影響を与えます。特に砂糖を過剰に摂取することは歯垢やむし歯、歯周病の原因になります。
バランスの取れた食事と水分摂取を心がけましょう。

8. ストレス管理 ストレスは免疫系や炎症に影響を与えることがあり、歯周病の進行を悪化させる可能性があります。
適切なストレス管理方法を見つけることが大切です。

9. 個別のケースに対応 患者さんごとの状態や健康状態に応じて、歯医者さんで最適な治療計画を立ててもらうとよいでしょう。
一人ひとりのニーズに合わせたケアを受けることができます。

10. 継続的なフォローアップ 歯周病の治療や予防は一度だけでなく、継続的なフォローアップを受けましょう。
患者さんそれぞれの歯周病の進行状況を定期的にモニタリングしてもらい、必要に応じて治療プランを立ててもらいましょう。

まとめ

歯周病予防・治療のポイント

セルフケアで適切な口腔衛生を保ち、食事と栄養に気をつけ、 ストレスなどのリスクファクターを適切に管理しましょう。

また歯科医院で定期的な歯科検診を受け、個別の治療プランを提示してもらい、口腔ケアの指導や専門的なクリーニングを受けましょう。

歯周病の治療や予防は一度だけでなく、継続的なフォローアップを受けましょう。

 

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旭川市の歯医者 松本歯科クリニック
院長 松本弘幸

 

インビザライン矯正で知っておくべき用語とは?

2023年8月9日

はじめに

こんにちは。旭川市の歯医者、松本歯科クリニック院長、松本弘幸です。
アライナー矯正では患者さんが知っておくべき用語がたくさんありますが、あまり一般的ではなく理解が難しいと思います。
そこで今回はアライナー矯正の用語の意味についてお伝えいたします。

アライナー

インビザライン矯正とは

インビザライン矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使った歯列矯正治療の一種です。

患者は、矯正治療のために作られたオーダーメイドの透明なマウスピースを一連のステップで交換していくことで、徐々に歯の位置を動かしていきます。マウスピースは通常、週に1回交換します。

インビザラインは、従来のブラケットとワイヤーを使った矯正治療に比べて目立たないため、見た目が気になる方に適しています。ただし、治療の適応範囲には限界がありますので、歯科医師と相談してください。

アイテロとは

Itero(アイテロ)は、歯科領域で使用されるデジタル光学印象システムです。患者の口腔内の型を取る際に、従来の印象材などを使用する代わりに高精度撮影カメラで口腔内の3Dスキャンをし、デジタルファイルとして保存します。
これにより、患者さんの歯の状態や噛み合わせなどの情報をデジタル化し、矯正診断や治療計画の立案、治療経過の評価を行う際に非常に役立ちます。

デジタル光学印象システムの利点は、精度の向上、時間の短縮、快適性の向上、環境汚染の軽減などが挙げられます。また、デジタルデータはインターネットを通じて容易に共有できるため、歯科医師と歯科技工士間のコミュニケーションもスムーズに行うことができます。

Iteroシステムは、インビザラインや他の歯列矯正治療、詰め物や冠の設計、審美歯科治療など、さまざまな歯科治療において広く利用されています。

クリンチェックとは

クリンチェックは、インビザライン矯正治療における重要なステップの1つで、歯科医師が患者の歯列をデジタルシミュレーションする工程をいいます。
患者口腔内の3Dスキャンや歯の印象をもとに、専用のソフトウェアを使用して歯の動きをシミュレーションし、治療前と治療後の歯列の予想される姿を見ることができます。

クリンチェックでは、患者と歯科医師が予想される治療結果について詳細に話し合い、調整や変更を行うことができます。このシミュレーションを通じて、治療の予測結果を確認し、患者が治療を開始する前に最終的な歯列の姿をイメージすることができます。

また治療の進行や結果を予測するために非常に役立つツールであり、患者と歯科医師のコミュニケーションをサポートします。

アタッチメントとは

アタッチメントは、インビザライン(Invisalign)や他の透明なマウスピースを使用した歯列矯正治療において、歯に取り付ける小さな補助部品です。

インビザラインなどの透明なマウスピースは、歯を動かすためにカスタムフィットされた透明なプラスチック製のマウスピースを使用します。しかし、一部の歯の動きや回転など、マウスピースだけではうまく調整できない場合があります。
そこで、特定の歯にアタッチメントを取り付けることで、より効果的な歯列矯正を行うことができます。

アタッチメントは、歯の表面に接着される小さな透明なブツブツ状の部品で、コンポジットレジンで作られています。これにより、マウスピースがより確実に歯にフィットし、より精密な力が加えられることで、より正確な歯の移動が可能となります。

またアタッチメントは通常、目立たないように歯と同じ色で作るので、他人から気づかれにくいです。

まとめ

①インビザライン矯正とは、矯正治療のために作られたオーダーメイドの透明なマウスピースを一連のステップで交換していくことで、徐々に歯の位置を動かしていく矯正方法です。

②アイテロとは、歯科領域で使用されるデジタル光学印象システムで、患者さんの歯の状態や噛み合わせなどの情報をデジタル化し、矯正診断や治療計画の立案、治療経過の評価を行う際に非常に役立ちます。

③クリンチェックとは、専用のソフトウェアを使用して歯の動きをシミュレーションすることで、治療前と治療後の歯列の予想される姿を見ることができるものです。

④アタッチメントとは、歯の表面に接着される小さな透明なブツブツ状の部品で、コンポジットレジンで作られています。これにより、マウスピースがより確実に歯にフィットし、より精密な力が加えられることで、より正確な歯の移動が可能となります。

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旭川の歯医者 松本歯科クリニック
院長 松本弘幸

歯周病が進むとどうなる?その対処法は?

2023年7月27日

はじめに

こんにちは。旭川市の歯医者、松本歯科クリニック院長、松本弘幸です。

歯周病は成人の90%がり患していると言われ、悪化するとQOLに多大な悪影響を及ぼすリスクがあります。

そこで今回は歯周病に関して、症状とセルフケア、治療についてお伝えいたします。

歯周病の症状

1.歯ぐきが腫れたり赤くなったり、出血する。

2. 歯ぐきが退縮して、歯の根が露出する。

3. 歯周ポケット内に歯石(歯垢が石灰化した塊)がたまる。

4. 歯ぐきと歯の間に深い歯周ポケットができ、そこに細菌が蓄積しやすくなる。

5. 歯の支持組織がダメージを受け、歯が動揺する。

6. 歯周病が進行すると、歯が抜け落ちることがある。

さらに、歯周病は全身への影響もあります。研究によれば、歯周病は心血管疾患、糖尿病、呼吸器疾患などのリスクが増加するといわれています。

歯周病の進行を防ぐための対策

1. 歯を朝と寝る前に2分間ブラッシングし、フロスを使って歯と歯ぐきの間の歯垢を除去する。

2. 口腔洗浄剤を定期的に使用することで、細菌の増殖を抑える。

3. バランスの取れた食事を心がけ、特に砂糖や粘着性の食品のとり過ぎに注意する。

4. 定期的に歯科医師の診察を受け、早期に歯周病の兆候を発見し、適切な歯周病予防処置、治療を受ける。

5. 喫煙は歯周病のリスクを増加させる要因の1つなので、禁煙を心がける。

歯周病の進行を防ぐだけでなく、進行している場合には適切な治療を行うことも重要です。

歯周病の治療方法

1. スケーリングおよびルートプレーニングという、歯石を除去し、歯の根の表面を滑らかにする治療法です。これにより歯周ポケットを浅くし、細菌のたまりやすさを軽減します。

2. 重度の歯周病の場合、抗生物質を処方することがあります。これにより感染を抑え、炎症を軽減します。

3. 歯科医師や歯科衛生士から、適切なブラッシングやフロッシングの方法を指導してもらう。

4. 進行した歯周病の治療には、歯周外科手術が必要な場合があります。手術により、歯周ポケットの深さを減らしたり、歯ぐきの再建を行ったりします。

5. 重度の歯周病で歯が失われた場合、物を噛む口腔機能を維持するためにはインプラントやブリッジ、義歯を装着することが必要です。

歯周病は早期に発見し、適切なケアをすることで進行を防止できる場合がありますが、放置すると重篤な問題を引き起こす可能性があります。
定期的な歯科検診に加え、自宅での適切な口腔ケアを心掛けることが大切です。

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旭川の歯医者 松本歯科クリニック
院長 松本弘幸

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

2023年7月17日

はじめに

こんにちは。旭川市の歯医者、松本歯科クリニック院長、松本弘幸です。

松本歯科クリニックでは矯正治療にマウスピース矯正とワイヤー矯正がどちらも、あるいは両方とも選択できますので、適したタイミングで、適した治療法を選択できます。

そこで今回、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについて皆さんにお伝えいたします。

マウスピース矯正とワイヤー矯正それぞれの特徴

マウスピース矯正(インビザラインなど)は、透明なプラスチック製のカスタムメイドのマウスピースを使用して歯列を移動させます。

この方法では、マウスピースを1週間に1度、定期的に交換して徐々に歯を移動させていきます。マウスピースは取り外しが可能であり、食事や歯磨きのときは一時的に外します。

一方、ワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーを使用して歯を移動させます。ブラケットは歯に接着され、ブラケットにワイヤーを固定して持続的な力がかかることで歯が移動します。

ワイヤー矯正は通常、1か月に1度ほど定期的に歯科医院を訪れ、調整やワイヤーの交換を行う必要があります。

これらの方法のどちらを選択すればよいのかは、患者さんの個別の状況や好みによって異なります。

マウスピース矯正は目立ちにくく、取り外しが可能なため、一部の人々にとってはより快適な選択肢です。一方、ワイヤー矯正はより正確な制御が可能で、より複雑な歯列矯正のケースに適しています。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正は、透明で装着感が少ないため、外見的に目立ちにくく、一般的には快適に装着できます。

また、マウスピースは取り外しができるため、食事や歯磨きの際には一時的に外すことができます。ただし、マウスピース矯正は比較的軽度な歯列矯正に適しており、より複雑なケースには向かない場合があります。

加えてマウスピース矯正は個々の歯に別々な圧力をかけることができるので矯正力の反作用が起きにくいですが、力の強さのコントロールが困難です。

一方、ワイヤー矯正は、ブラケットを付ける位置が表側と裏側につける方法があり、裏側のほうが目立ちませんが、装置の装着、調整が難しくなります。また、歯の表面にブラケットを付けるため違和感が大きめで、歯磨きが難しくなります。

ワイヤーとブラケットは歯と同じ色を選択できることがあり、その場合見た目はあまり目立たなくなります。

また、ワイヤー矯正は、より正確な制御が可能で、より複雑な歯列矯正のケースに適しています。ブラケットとワイヤーの組み合わせにより、歯をよりダイナミックに動かすことができます。

ワイヤーの太さや形状を変えることで、力のコントロールを加減できます。

加えてワイヤー矯正には矯正力の反作用が起きやすいので、装置の設計や調整に工夫が必要で、ときにミニインプラントなどの固定装置を併用することがあります。

まとめ

マウスピース矯正

①マウスピースを1週間に1度、定期的に交換して徐々に歯を移動させていく

②透明で目立ちにくく、取り外しが可能

③比較的軽度な歯列矯正に適している

④矯正力の反作用が起きにくい

⑤矯正力の強さのコントロールが困難

ワイヤー矯正

①1か月に1度ほど定期的に歯科医院を訪れ、調整やワイヤーの交換を行う

②歯の表面にブラケットを付けるため違和感が大きめで、歯磨きが難しい

③より正確な歯列の制御が可能で、より複雑な歯列矯正のケースに適している

④矯正力の反作用が起きやすい

⑤矯正力の強さのコントロールが容易

どちらの矯正方法が適しているかは、個別のケースによって異なります。専門家のアドバイスを受けながら、最良の結果を得るために矯正治療方法を決定しましょう。

 

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旭川の歯医者 松本歯科クリニック

院長 松本弘幸

 

インプラントと歯周病の関係

2023年7月8日

こんにちは、旭川市の歯医者、松本歯科クリニックの院長、松本弘幸です。

 

今年に入ってからインプラントをしたいという方が増えており、多くのご相談をいただくので、今回もインプラントに関して記載していきます。

 

1.インプラントとは?

インプラントは、体内に埋め込まれる歯の代替となる人工歯根のことです。もともとはチタンまたはチタン合金で作られた人工歯根を指すのですが、正式な呼び名は「デンタルインプラント」といいます。インプラント体が骨と完全に結合するまで2〜3ヶ月掛かります。そして、上部構造として知られる見える歯(冠、クラウン)がインプラント体にネジ止めされます。このようにすることで、歯が欠けたりトラブルが起きた場合にも外して修理できるようになります。また、セラミックなどの材料が使われることが一般的であり、その強度と変色しない特性から、長期間にわたって使える歯科治療法として広く利用されています。

2.インプラントと歯周病の関係は?

 

簡単にまとめますと、歯周病に罹患している患者様は、インプラント周囲の炎症やインプラントの失敗が起こるリスクが高いとされています。そのため、インプラント治療を行う際には、歯周病をコントロールすることが重要です。以下のことが推奨されています。

 

1.インプラント埋入前に、歯周病に対する適切な治療を行う。

2.治療後に適切なメインテナンスを実施する。

 

これらの対策を取ることで、インプラントを正常な状態で長く保つことが出来ます。

 

また、インプラント治療においては、骨に直接結合する特性があるため、矯正治療を行うことはできません。そのため、インプラントを入れる際には、「矯正治療が必要かどうか」「矯正治療を希望するかどうか」を事前に確認する必要があります。

 

まとめ

まとめると、インプラントは体内に埋め込まれる人工歯根であり、骨に結合するための治療期間が必要です。また、歯周病の管理や適切なメインテナンスが良好な状態での維持に影響を与えるため、これらの点に留意することが重要です。インプラント治療をご希望の方は、松本歯科クリニックにご相談ください。

わかりやすく丁寧な説明を心がけております。お待ちしております。

旭川の歯医者 松本歯科クリニック

日本口腔インプラント学会(JSOI)專修医

院長 松本 弘幸

インプラントのメリット・デメリット

2023年6月27日
私は北海道旭川市の歯医者、松本歯科クリニック 院長の松本弘幸です。
インプラントにはいくつかのメリットがあります。以下にいくつか挙げてみます
1. 自然な外観と機能: インプラントは人工の歯根であり、ジョイントされた人工歯を支えます。そのため、見た目や噛む力など、自然な歯に近い外観と機能を提供します。
2. 長期的な解決策: 正しくケアを行う限り、インプラントは長期的な解決策となります。他の一時的な選択肢よりも耐久性があり、数十年にわたって持続することがあります。
3. 隣接歯の保護: インプラントは周囲の健康な歯を削る必要がないため、隣接する歯を保護することができます。この点がブリッジなどの他の選択肢と異なる特徴です。
4. 口腔の機能と発音の改善: インプラントは噛む力を回復し、食事を楽しむことができるようにします。また、欠損した歯が言語や発音に与える影響も改善することができます。
ただし、インプラントの適応やリスクについては、歯科医師との個別の相談が重要です。専門家の指導のもとで、最適な治療計画を立てることが大切です。
インプラントにはいくつかのデメリットもあります。
以下にいくつか挙げてみます:
1. 手術と治療期間: インプラント手術は外科的な手続きであり、治療期間も比較的長い場合があります。手術の回復には時間がかかる場合もあります。
2. 費用: インプラントは他の一時的な選択肢に比べて費用が高い傾向があります。手術や人工歯の作成など、複数の段階で費用がかかる場合があります。
3. 健康上の条件: インプラント手術を受けるには、一定の健康上の条件を満たす必要があります。特に、十分な骨量と口腔の健康状態が必要です。それが制約となる場合もあります。
4. 合併症のリスク: インプラント手術には合併症のリスクが存在します。感染症、神経損傷、インプラントの失敗などが起こる可能性があります。
これらのデメリットは、個人の状況や口腔の健康状態によって異なる場合があります。歯科医師との相談や評価を通じて、リスクと利益を総合的に評価することが重要です。
インプラントは種類によっては、最終補綴物の種類に制限がある場合があり、注意が必要です。
ワンピースタイプインプラント以外では、上部構造はいろいろなバリエーションがあり、例えば冠やブリッジの支台として応用することももちろんできますし、義歯のアタッチメントにすることもできます。
インプラントに関するご相談は松本歯科クリニックで受け付けております
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旭川の歯医者 松本歯科クリニック

日本口腔インプラント学会(JSOI)專修医

院長 松本 弘幸

松本歯科クリニックのアライナー矯正治療の流れ

2023年6月14日

こんにちは、旭川の歯医者、松本歯科クリニック 院長の松本です。

日頃、松本歯科クリニックの矯正治療をご希望される方から、治療の流れを尋ねられることが多いので、ここでアライナー矯正(マウスピース矯正)の治療の流れを公表したいと思います。

 

①1回目(45分・無料)

今の歯並びで気になることや、どのような歯並びになりたいのかを問診し、矯正装置の説明をします。

お口の口腔内写真を撮影します。

全体的なレントゲン写真を撮影します。

アイテロという光学印象装置で歯並びの記録をとり、治療後の歯並びをシミュレートします。(現在はまだ永久歯列に限ります)

 

②2回目(45分・5500円税込)

アイテロでアライナー製作のための精密スキャンをとります。

石膏模型作製のための型取りをします。

セファロレントゲン撮影で頭部の骨のゆがみを診断します。

インビザライン治療同意書の説明をします。

顎の開閉運動のゆがみを診断するためのビデオ撮影をします。

 

③3回目(30分・385000円税込)

セファロエックス線写真分析の説明をします。

治療同意書にサインをいただきます。

クリンチェックという治療工程シミュレーション動画の説明をしますので、だいたいの予想治療期間がわかります。承認される場合はサインをいただきます。

 

④4回目(45分・385000円税込)

口腔内清掃し、アタッチメント(効果的に歯を動かすための歯の表面の突起)を装着します。

アライナーを渡します。(5セット)

矯正に必要な器具を渡します。(アライナーケース、チューイー、イージーリフト)

 

⑤5回目以降(45分・3300円税込)

アタッチメントが取れていないかのチェックをします。取れていれば再装着します。

アライナー適合チェックをします。適合が悪ければアライナーの段階を戻したりアライナーを再製作することもあります。再製作に追加の費用はかかりません。

アイテロスキャンして治療が予定通り進んでいるかを立体的にチェックします。(プログレスアセスメントというアイテロのソフトで色分けでデジタル表示されます)

アライナーを渡します。(1か月分5セット)

 

治療の流れは以上ですが、ご不明点などございましたらなんなりとご相談ください。ご質問にお答えします。どうぞよろしくお願いいたします。

歯列矯正治療について知っておくべきこと②

2023年5月10日

こんにちは、旭川の歯医者、松本歯科クリニック 院長の松本です。

 

先日、歯並びが悪くなる原因の例をお伝えしました。この原因となっている悪い癖をやめさせることに加えて、筋機能トレーニングをすることで効果的に症状を改善できる場合がありますので今回はそのことについて記載していきます。

 

①口の周りの筋肉トレーニング

口の周りの筋肉の発達が十分でないと、ポカンと口が開いたり、「への字口」になり、歯並びも悪くなります。このような時は口にクリップなどを30分以上くわえ続ける、風船を3分間何度も膨らます、などが有効です。

②舌のトレーニング

また舌の位置が悪い(下にさがって舌に歯の圧痕が付いている)と、上の顎が狭くなり歯並びが悪くなり、口で呼吸するようになりますので、噛んでも硬くならないガムを使って、上の顎に押し付ける訓練が効果的です。また物を食べるときにいつも舌が口から出るのは、悪い飲み込み方をしていますので、ガムを使ったトレーニングで正しい飲み込み方を習得させましょう。

③噛む機能のトレーニング

舌の前歯のギザギザが3年たってもなくならない、歯と歯の間に隙間がありよく物が噛めないときは、歯に噛む力がうまく伝わっていないことがありますので、固めのチューブを両方の小臼歯や乳臼歯でかむことを1日3分繰り返すとよいでしょう。

 

よく噛むことの効果は?

よく噛むことで、どのような効果があるでしょうか

1,唾液の分泌が多くなることで、殺菌効果や食物の消化が良くなります。

2,口の周りの筋肉が発達して、しまりのある顔になります。

3,脳に刺激を与え、記憶力や集中力、リラックス効果を高め、肥満を予防します。

4,顎の骨が成長して歯並びが良くなります。

 

では、よく噛むとは、具体的にどうすればよいのでしょうか?

1,虫歯を治す、また虫歯になりにくい生活習慣を身につけましょう。

2,満腹中枢を刺激するため、食事はゆっくりと時間をかけましょう。また、適度な空腹を感じて食事をしましょう。朝ごはんはとても大事なのできちんととりましょう。

3,こどもの情緒を安定させるため、家族がそろって同じものを楽しく食べる食事環境を作りましょう。

4,食事中の姿勢(足をぶらぶらさせない、猫背にしない)に注意し、食物を水で流し込む「流し食べ」をやめましょう。

5,硬いものだけを食べるのではなく、噛む回数を増やすように調理法を工夫して、大きく切り、歯ごたえを残し、食材の組み合わせに気をつけましょう。

 

以上をときどき思い出しながら、食生活に活かしていただければと思います。

 

松本歯科クリニック

院長 松本 弘幸

歯列矯正治療について知っておくべきこと①

2023年5月1日

こんにちは、旭川の歯科医院 松本歯科クリニック 院長の松本です。

最近よく「矯正を始める時期は、永久歯が生えそろうまで待った方がよいのでしょうか」という相談を受けます。

皆さんは、スキャモンの発育曲線を覚えていますか。

頭に近い上の顎の骨は神経系の発達に近く、10歳頃までにほぼ成長を終えますし、下の顎の骨は一般骨格の発達に近く、10歳を過ぎた頃から2次成長が始まります。

歯列矯正に適した時期とは、この成長の時期と一致します。つまり、下顎前突(受け口)の治療は乳歯列期から混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)がよく、上顎前突(出っ歯)の治療は混合歯列期から永久歯列期がよいとされているのです。

また、犬歯(糸切り歯)は根が大きいので、これを動かすには相当大きな力が必要です。13才頃に生えてきますが、これが生えてからだと、前歯の移動が制限されてしまい、4番目の歯を抜いて治療する可能性が高くなりますし、治療期間も長くなります。

4番目の歯を4本とも矯正治療のために抜くと、親知らずを含めずに数えると本来28本の歯が24本になってしまいます。そうなると口元の見た目が貧相になってしまったり、物を噛む効率が悪くなったりする可能性があります。

最近は歯の大きさに対して顎が小さい場合が多く、放置していると叢生(乱ぐい歯)になってしまいます。早めに顎を横に広げることで歯列不正を予防し、永久歯がきれいに並ぶ可能性が高くなります。

歯並びが悪くなる原因

歯列不正の原因はさまざまですが、普段何気なくしているしぐさが歯列の乱れに影響していることが多いので、お子さんの場合は親御さんが気をつけて観察してみましょう。

たとえば次のようなしぐさをしている場合は要注意です。

・下唇を噛む

・手の指をしゃぶる

・つめやタオル、鉛筆などを噛む

・舌を口から出す

・口で呼吸している(鼻が詰まっている場合が多い)

・猫背

・頬杖をつく

・うつ伏せや横向きで寝ている

弱い力でも、長い期間同じ方向から力がかかると、歯の生えている方向がずれてしまいます。外から力がかかると内側にずれて歯列が狭くなって歯並びが悪くなります。

 

内側から力がかかると外側にずれて出っ歯になったり歯と歯の間のすきまが広がったりします。

たとえ矯正治療で歯並びを治しても、上記のしぐさがあれば、また歯並びが悪くなりやすいです。

 

様々な観点から歯列が悪くなっている原因を探り、解消させていくことが重要です。

 

歯並びに関して少しでも気になることがあれば、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

松本歯科クリニック

院長 松本 弘幸

一歩進んだ口腔インプラント治療

2023年4月24日

昨今のインプラント治療の普及に伴い、多くの歯科医師がインプラント治療に取り組み、骨の幅や高さが十分ある患者様の多くは身近な歯科医院にて治療を受けることができるようになりました。

しかし、歯槽骨の吸収が著しい、歯がほとんど残っていない、上顎洞(上の歯が植わっている骨の空洞)までの骨の量が十分でない、治療期間を短くしたい、交通事故などで前歯を失い、審美性を強く求める患者様など、従来は適応症でなかった患者様のインプラント治療の要求もますます高まる時代になってきました。

ではどうするか

そうした要求に応えるための一方法として、

  • 骨補填材(骨を増やすための材料)
  • 歯槽提増大術(やせた骨の幅や高さを増やす)
  • 上顎洞底挙上術(上の顎骨の空洞部分に骨を増やす)
  • ソケットプリザベーション(歯を抜いたあとの穴を凹ませずに埋める)
  • 歯科用レーザーで傷を早く治す

といった技術、材料を取り入れることでより確実に、美しく、早期にインプラントを植立できるのです。

そのインプラントはどれくらいの期間もつのか

さて、そのインプラントはどのくらいの期間もつのでしょうか?という質問を良く受けます。

結論、一般的には普通の歯と比較してインプラントの喪失率は、ほぼ同程度です。

 

ところが、歯周病で歯を失った歯にインプラントを用いた場合、インプラントの5年間の長期的な喪失率は歯周病ではない人に比べて約5倍も高いとされています。これは、歯周病で歯をなくしてきた人にインプラントを適用するときにはリスクがそれだけ高いということを意味しています。

 

インプラントを失う原因で最も多いのはインプラント周囲炎、つまり歯周病菌によるインプラント表面の汚染です。毎日のセルフケアに加えて歯科医院での歯周病予防がとても大事だといえるでしょう。

 

歯を健康に保つために毎日の正しい歯磨きはもちろん大事ですが、インプラントを永く持たすためにも、3ヶ月に一度は定期的な歯のクリーニング、メインテナンスを受けられることをお勧めします。

 

旭川の歯医者 松本歯科クリニック

日本口腔インプラント学会(JSOI)專修医

院長 松本 弘幸

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