Tag Archives: 歯の保存

歯根破折の接着再植とは?成功率・適応条件・治療の流れを歯科医師がわかりやすく解説

2026年8月29日

「歯根が割れているので抜くしかありません」と言われたとき、どれほど絶望的な気持ちになるか――そのお気持ちは、とてもよく理解できます。

しかし、歯根破折のすべてが抜歯確定ではありません。「接着再植」という治療法によって、条件が整えば歯を残せる可能性があります。ただし、どんな歯にも適応できるわけではなく、成功率に影響する条件をしっかり見極めることが重要です。

✅ 接着再植が適応できる条件・できないケースの違い
✅ 成功率に影響する要素と治療の具体的な流れ
✅ 「抜歯と言われた歯」でも相談できる可能性があること
📋 この記事の目次
▸ 歯根破折とはどんな状態?「抜歯しかない」と言われる理由
▸ 接着再植とはどのような治療か——基本的な仕組みと特徴
▸ 成功率に影響する「適応条件」と「対応が難しいケース」を専門医が解説
◦ 適応が期待できる条件 ◦ 対応が難しいケース(慎重な判断が必要)
▸ 接着再植の治療の流れ——ステップごとにわかりやすく解説
▸ 旭川市大町・松本歯科クリニックの破折歯治療へのこだわり
▸ よくある質問(FAQ)
◦ この記事のまとめ ◦ 「抜歯と言われた歯」でも、まずご相談ください

歯根破折とはどんな状態?「抜歯しかない」と言われる理由

歯根破折(しこんはせつ)とは、歯の根っこの部分にひびが入ったり、割れたりした状態のことです。歯の頭(歯冠部)ではなく、歯茎の中に埋まっている「根」の部分が折れているため、外からは見えにくく、発見が遅れやすいという特徴があります。

主な原因

・神経を取った歯(失活歯)は歯質がもろくなりやすく、破折のリスクが上がる
・金属の土台(メタルコア)が歯根に過度な応力をかけることがある
・強い噛み合わせの力が長期間かかり続けることで根にひびが入る
・硬いものを強く噛んだ際に急激な力が加わる

歯根破折が起こると、割れ目から細菌が侵入し、歯根の周囲に炎症や膿がたまりやすくなります。この状態は根管治療(歯の神経の治療)だけでは対応しきれないことが多く、「抜歯するしかない」と判断されるケースが少なくありません。しかし、「抜歯しかない」と言われた歯であっても、破折の状態・場所・歯の残存状態によっては、「接着再植」という手法で歯を残せる可能性があります。

よくある誤解

「歯根破折=必ず抜歯」は正確ではありません。歯根破折と診断されても、条件次第では接着再植によって歯を保存できる可能性があります。ただし、すべての破折歯に対応できるわけではなく、丁寧な検査と診断が欠かせません。

接着再植とはどのような治療か——基本的な仕組みと特徴

接着再植(せっちゃくさいしょく)とは、いったん歯を口の外に取り出し、割れた部分を歯科用接着材でしっかり接合してから、元の位置に戻して固定する治療法です。「再植」という言葉のとおり、自分の歯をいったん抜いて、修復してから植え直すイメージです。通常の根管治療や外科的歯内療法では対処が難しい破折に対して、口腔外で直接破折部位を処置できるため、より精密な修復が期待できます。

Point 01
口腔外で精密に接着処理できる

歯を取り出すことで、口の中では届きにくい根の奥まで直接確認・処置できます。視野が広がり、接着材を破折面にしっかり適用できるのが最大のメリットです。

Point 02
自分の歯を残すことを優先できる

インプラントやブリッジといった補綴治療に移行する前に、「まず自分の歯を使って修復できないか」を検討できる選択肢です。天然歯の保存は、長期的なお口の健康維持においても重要な考え方です。

Point 03
対応できる施設・担当医の経験が重要

接着再植は、すべての歯科医院で行われているわけではありません。破折の状態の見極め、口腔外での処置の手技、再植後の固定・管理など、経験と知識が問われる治療です。担当医の実績や対応体制を確認することが大切です。

成功率に影響する「適応条件」と「対応が難しいケース」を専門医が解説

接着再植の成功率は、歯の状態・破折の位置・残存歯質の量など、さまざまな因子によって左右されます(個人差があります)。

適応が期待できる条件

✅ 縦方向の破折(垂直性歯根破折)で、破折線が比較的シンプルな場合
✅ 歯根の長さが十分に残っており、再植後の固定が安定できる見込みがある
✅ 単根管(根の管が1本)で、根の形態が再植しやすい
✅ 破折部位の周囲に感染が広がりすぎていない
✅ 再植後に過度な噛み合わせの力がかかりにくい位置の歯
✅ 1本に大きな力が集中しない状況

対応が難しいケース(慎重な判断が必要)

⚠️ 最後方臼歯(奥歯の一番奥):術野が狭く、再植操作が技術的に難度が高いとされています
⚠️ ブリッジの支台歯:1本の歯がブリッジ全体の咬合力を担う必要があり、再植後の負担が大きくなります
⚠️ 複根管で根が大きく広がっているもの:いったん抜いた歯を元の位置に戻すことが難しくなります
⚠️ 根が短すぎる場合:再植後の固定が安定しにくく、長期的な維持が難しいことがあります
⚠️ 破折面が多数あったり、粉砕に近い状態のケース
⚠️ 歯周病が進行しており、歯槽骨の吸収が著しい場合

「対応が難しいケース」に当てはまるからといって、最初から可能性がゼロとは言い切れません。CT撮影などの精密検査を経て、個別の状態を丁寧に評価したうえで、治療方針を決定することが大切です。

✅ 接着再植のメリット

・天然歯を残せる可能性がある
・インプラント・ブリッジへの移行前に試みられる
・口腔外で直視しながら精密処置ができる
・自分の歯根を活かせるため異物感が少ない

⚠️ 接着再植の注意点

・すべての破折歯に適応できるわけではない
・再植後も定期的な経過観察が必要
・成功率には個人差・歯の状態による差がある
・対応できる医院・担当医を選ぶことが重要

接着再植の治療の流れ——ステップごとにわかりやすく解説

STEP 01
精密検査・診断:デジタルX線やCTを使って歯根の状態・破折の位置・骨の状況などを立体的に把握します。破折の程度・形態・周囲組織の感染状態を確認し、接着再植の適応かどうかを判断します。この段階での精密な評価が、その後の治療成功を左右します。
STEP 02
抜歯・口腔外での処置:局所麻酔下で歯を慎重に抜き、口腔外に取り出します。取り出した歯は生理食塩水などで保湿しながら迅速に処置します。破折部位の感染組織を除去し、歯科用接着材(スーパーボンドなど)を使って割れた部分をしっかり接合します。口腔外での時間が長くなると歯根膜へのダメージが大きくなるため、スピードと精度の両立が求められます。
STEP 03
再植・固定:修復した歯を元の歯槽窩(歯が収まっていた穴)に戻し、隣の歯とワイヤーやレジンで固定します(暫間固定)。固定期間は数週間程度が目安とされています(個人差があります)。固定中は柔らかいものを食べるなど、歯への負担を軽減した生活が必要です。
STEP 04
経過観察・定期メンテナンス:再植後は定期的にX線や視診などで経過を確認します。歯根膜の回復状況・骨との結合の状態を継続的に観察し、問題がなければ最終的な補綴(かぶせ物など)を検討します。長期的に安定した状態を維持するためには、定期的なメンテナンスへの継続参加が大切です。

接着再植は、治療後の経過観察こそが成功率を左右する大切な要素です。手術が終わって終わり、ではなく、その後のフォローアップを含めて「治療」と捉えることが重要です。

旭川市大町・松本歯科クリニックの破折歯治療へのこだわり

松本歯科クリニックでは、歯根破折でお悩みの患者さんに対し、まず歯を残せる可能性をしっかり検討することを大切にしています。院長の松本弘幸が一貫して診断から治療まで担当し、安心して相談していただける環境を整えています。

🔬 院内CTによる精密診断:歯根の破折状態・骨の状況を3Dで立体的に把握し、適応判断の精度を高めています
🦷 破折歯接着再植に対応:「抜歯と言われた歯」でも、まずご相談ください。条件を丁寧に評価します
👨‍⚕️ 院長が一貫対応:小児から成人の矯正・インプラント・破折治療まで、院長松本が一貫して担当します
💬 丁寧なカウンセリング:口腔内カメラやCT画像を使って現状をわかりやすくご説明。ご納得いただけるまで治療方針を共有します
🛡️ 徹底した衛生管理:ハンドピースは患者さんごとにオートクレーブ滅菌。清潔な環境での治療を心がけています

👨‍⚕️ 院長 松本 弘幸(まつもと ひろゆき)より

「抜歯しかない」と言われた歯でも、精密な検査を経て接着再植によって保存できる可能性がある場合があります。一方で、対応が難しいケースも正直にお伝えします。大切なのは、まず状態をしっかり把握したうえで、患者さんと一緒に最善の治療方針を考えること。旭川市大町の地域の皆さんのお口の健康を守るために、持てる知識と技術を総動員して診療にあたっています。どうぞお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 歯根破折の接着再植はどれくらいの期間がかかりますか?
A. 治療の流れとしては、初診・精密検査→治療方針の説明→接着再植処置→固定・経過観察という段階を経ます。固定期間は数週間程度が目安とされていますが、歯の状態や回復の経過によって個人差があります。その後も定期的な経過観察が必要です。詳しくは診察時にご案内します。
Q. 他院で「抜歯しかない」と言われましたが、相談できますか?
A. はい、まずはお気軽にご相談ください。他院での診断内容があれば、できる限り持参いただくと参考になります。当院ではCTを含む精密検査を行い、接着再植の適応かどうかを改めて評価します。対応が難しいと判断した場合は、その理由も含めて丁寧にご説明します。
Q. 接着再植後、歯はどれくらいもちますか?
A. 再植後の歯の維持期間は、破折の状態・再植後の管理・患者さんの口腔環境など多くの因子によって異なり、個人差があります。「長期間安定して使えた」という方がいる一方で、経過が思わしくない場合もあります。再植後の定期メンテナンスへの参加が、長期的な安定に向けて重要です。

📋 この記事のまとめ

✅ 歯根破折は「抜歯しかない」とは限らない。接着再植によって保存できる可能性がある
✅ 成功率には歯根の長さ・破折形態・根管の数・感染の程度など多くの条件が影響する(個人差あり)
✅ 最後方臼歯・ブリッジ支台歯・根が短すぎる歯などは対応が難しいケースもある
✅ 治療はCT精密検査→口腔外処置→再植・固定→経過観察という流れで進む
✅ 「諦める前に相談する」ことが、歯を残す第一歩になることがある

松本歯科クリニック|北海道旭川市大町・春光イオンそば

「抜歯と言われた歯」でも、まずご相談ください

院内CTによる精密診断を行い、接着再植の適応をしっかり評価します。ご納得いただけるまで丁寧にご説明しますので、お気軽にお問い合わせください。

【診療時間】月〜金 9:00〜12:30 / 14:00〜18:00 土 9:00〜13:00 休診:日・祝

JR旭川駅よりタクシーで約15分 駐車場:屋内4台/屋外2台

WEB予約はこちら

監修医師プロフィール

著者写真

松本 弘幸(院長)

平成4年3月
北海道医療大学歯学部卒業
平成8年3月
北海道医療大学歯学研究科博士課程修了
平成8年6月
北海道医療大学歯学部助手
平成11年6月
松本歯科クリニック 開院

資格・所属学会:日本口腔インプラント学会(JSOI)専修医、近未来オステオインプラント学会(IPOI)専門医、日本歯科医師会(JDA)会員、北日本インプラント研究会(NIS)会員、旭川インプラント研究会(AIS)会員

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。 

定期検診で歯周病菌検査を受けるとどんなことがわかる?検査内容と活用法を解説

2026年8月28日

「定期検診で歯周病菌の検査をすすめられたけど、何がわかるの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。

歯周病菌検査では、口の中にどの種類の細菌がどれくらいいるかを調べることで、今すぐ治療が必要な状態かどうか、あるいはこれからどのようなケアが必要かを具体的に把握できます。歯周病は初期段階では自覚症状がほぼなく、気づいたときにはかなり進行しているケースも少なくありません。定期検診での歯周病菌チェックは、そのリスクを早期に”見える化”するための重要なステップです(症状の進行には個人差があります)。

✅ 歯周病菌検査でわかること・検査の流れ
✅ 歯周病が進行しやすい人の特徴とセルフチェックのポイント
✅ 定期検診・予防ケアで歯周病リスクを下げるための具体的な方法
📋 この記事の目次
▸ 歯周病菌ってそもそも何?知っておきたい基礎知識
◦ 口の中には何百種類もの細菌がいる
◦ 歯周病菌が増えると何が起きる?
◦ 歯周病と全身の健康のかかわり
▸ 定期検診の歯周病菌検査では何がわかる?
◦ 検査でわかる3つの主なポイント
◦ 検査の流れ:何をするの?痛いの?
◦ よくある誤解:「歯がしみなければ歯周病じゃない」は間違い
▸ 歯周病が進みやすい人の特徴とセルフチェック
▸ 検査結果を活かす!歯周病予防ケアの具体的な方法
▸ 松本歯科クリニックの予防歯科へのこだわり
▸ よくある質問(FAQ)
◦ まとめ ◦ 旭川市大町で歯周病菌検査・定期検診のご相談は松本歯科クリニックへ

歯周病菌ってそもそも何?知っておきたい基礎知識

口の中には何百種類もの細菌がいる

口の中には、実に700種類以上の細菌が存在すると言われています。そのすべてが悪いわけではなく、ほとんどは健康な口腔環境を保つうえで共存しているものです。問題になるのは、その中でも「歯周病原菌」と呼ばれる特定の細菌が増殖したときです。代表的な歯周病菌としては、「Pg菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)」「Tf菌(トレポネーマ・フォーサイシア)」「Td菌(トレポネーマ・デンティコーラ)」などが知られており、これらが歯ぐきの炎症や骨の破壊に深くかかわっています。

歯周病菌が増えると何が起きる?

歯周病菌が増えると、歯ぐきと歯の間の「歯周ポケット」と呼ばれるすき間の中で炎症が起こります。この炎症が慢性化すると、歯を支えている骨(歯槽骨)が少しずつ溶けていき、やがて歯がぐらぐらしたり、抜けてしまったりする状態へと進行します。怖いのは、歯周病の初期から中期にかけてはほとんど痛みがないという点です。「痛くないから大丈夫」と思っていても、知らないうちに歯周病が進行しているケースは珍しくありません。

歯周病と全身の健康のかかわり

近年の研究では、歯周病菌が血流を通じて全身に影響を与えることが示唆されています。糖尿病との双方向の関係や、心臓疾患・早産・低体重児出産との関連についての研究報告もあります。口の中の健康を守ることは、体全体の健康につながる可能性があるとも言われています(個人差があり、因果関係についてはさらなる研究が続いています)。

定期検診の歯周病菌検査では何がわかる?

 

検査でわかる3つの主なポイント

Point 01 細菌の種類と量
どの歯周病菌がどれだけいるかがわかる

検査では、歯周ポケットから採取した唾液や歯垢(プラーク)を使って、特定の歯周病原菌の有無や量を調べます。Pg菌・Tf菌・Td菌など危険度の高い菌が多いほど、歯周病のリスクが高いと判断されます。

Point 02 歯周ポケットの深さ
歯周病の「今の進行度」がわかる

歯科医院では「プローブ」という細い器具を使って、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の深さを測定します。健康な状態では1〜2mm程度ですが、4mm以上になると歯周病が疑われ、6mm以上は重度とされます。この数値を記録することで、前回の検診からの変化も比較できます(目安であり、個人差があります)。

Point 03 出血・炎症の有無
歯ぐきの炎症の状態が”見える化”できる

プローブでポケットを計測する際に出血があった場合、その部位に炎症が起きているサインです。どの歯の周辺に炎症があるかを記録することで、集中的にケアが必要な箇所を特定できます。デジタルX線撮影と組み合わせることで、骨の状態まで確認することが可能です。

検査の流れ:何をするの?痛いの?

① 問診で歯ぐきの腫れ・出血・口臭などの自覚症状を確認
② プローブを使って歯周ポケットの深さを測定
③ 必要に応じて歯垢や唾液を採取し、歯周病菌の種類・量を調べる細菌検査を実施
④ デジタルX線で歯を支える骨の状態を確認

採取は綿棒のようなもので歯ぐきをやさしく拭うだけなので、痛みはほとんどありません。

よくある誤解:「歯がしみなければ歯周病じゃない」は間違い

「歯が痛くないから問題ない」「歯がしみないから歯周病ではないはず」と思っている方は多いですが、これは大きな誤解です。歯周病は炎症が骨まで及ぶ段階になっても、自覚症状が出にくい病気です。逆に「急に歯がぐらついた」「大量に出血した」という段階では、かなり進行している可能性があります。自覚症状のないうちに定期検診で状態を把握することが重要です。

歯周病が進みやすい人の特徴とセルフチェック

歯周病リスクが高まりやすい生活習慣・体質

⚠️ リスクが高まりやすい要因

・喫煙習慣がある
・糖尿病・高血圧などの持病がある
・ストレスが慢性的に続いている
・歯並びが悪くプラークが溜まりやすい
・妊娠中・更年期(ホルモンバランスの変化)
・歯磨きがどうしても短くなりがち

🦷 こんな症状があれば要注意

・歯ぐきが赤く腫れている
・歯磨き時や食事中に出血する
・口臭が以前より気になる
・歯ぐきが下がって歯が長く見える
・歯と歯の間にすき間が生まれてきた
・歯が少しぐらつく感じがある

子どもの歯周病リスクも見逃さないで

「歯周病は大人の病気」と思われがちですが、子どもでも歯肉炎(歯周病の初期段階)は起こります。乳歯から永久歯に生え変わる時期は歯ぐきが敏感になりやすく、プラークが溜まりやすい環境になります。ご家族みんなで定期検診を受ける習慣をつけることが、お子さんのお口の健康を守る第一歩です。

歯周病菌は「うつる」ことがある

あまり知られていませんが、歯周病菌は唾液を介して家族間でうつる可能性があるとされています。お子さんに同じスプーンや箸を使いまわす、キスをするなどの行為を通じて、親から子へ歯周病菌が移ることがあると考えられています。家族全員が口腔衛生に気をつけることが、家庭全体のリスク低減につながります。

⚠️ 歯周病の進行度や治療の必要性は、セルフチェックだけで判断することはできません。上記の症状に思い当たる方も、「まだ大丈夫」と感じている方も、定期的に歯科医院で正確な検査を受けることをおすすめします(個人差があります)。

検査結果を活かす!歯周病予防ケアの具体的な方法

歯科医院でのプロフェッショナルケア(PMTC)とは

歯周病菌検査の結果に基づいて行われる専門的なクリーニングが「PMTC(プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング)」です。歯科衛生士が専用の機器を使って、毎日のブラッシングでは落としきれない歯石・バイオフィルム(細菌の膜)を徹底的に除去します。以下のような効果が期待されています(個人差があります)。

・歯周病菌の数を大幅に減少させる
・歯周ポケット内の環境を改善する
・歯ぐきの炎症を抑える
・口臭の原因となる細菌・汚れを除去する
・歯の表面をなめらかにして汚れが付きにくい状態にする

フッ素塗布で歯の抵抗力を高める

PMTCと組み合わせて行われるフッ素塗布は、歯の表面を強化して虫歯・歯周病への抵抗力を高めるケアです。特に、歯周病の影響で歯ぐきが下がり根面が露出している方は、根面う蝕(根っこの部分の虫歯)リスクが上がるため、定期的なフッ素塗布が有効とされています。

自宅でのセルフケアを見直すポイント

歯ブラシの当て方を見直す:毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、軽い力で細かく動かす「バス法」が歯周病予防に効果的
デンタルフロス・歯間ブラシを併用する:歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間のプラークを除去できる
就寝前の歯磨きを念入りに:就寝中は唾液の分泌が減り細菌が増えやすい環境になるため、夜の歯磨きが最も重要

松本歯科クリニックの予防歯科へのこだわり

北海道旭川市大町にある松本歯科クリニックでは、予防歯科に力を入れています。「治療のための歯科」ではなく、「歯の健康を長く守るための歯科」として、定期検診とプロフェッショナルケアを診療の柱の一つとしています。

🔬 歯周病菌チェック:専用の検査で口内の細菌状況を数値で把握。目に見えない情報を患者さまと共有します
🦷 PMTC・フッ素塗布:歯科衛生士によるプロのクリーニングで、セルフケアでは落とせない汚れをしっかり除去
📋 丁寧なカウンセリング:詳細な問診票と歯周ポケットの深さを用いた説明で、患者さまが現状を正しく理解できるようサポート
📷 口腔内カメラ・デジタルX線:視覚的に現状と変化を共有。患者さまが納得して治療方針を選べる環境づくりを大切にしています
🧼 徹底した衛生管理:ハンドピースは患者さまごとにオートクレーブで滅菌。清潔・安心な環境で診療を提供しています

👨‍⚕️ 院長 松本 弘幸(まつもと ひろゆき)より

「歯周病はサイレントな病気です。痛みや見た目の変化が起きてから来院される方も多いですが、そのころにはすでに骨が溶け始めているケースも珍しくありません。だからこそ、当院では定期検診での歯周病菌チェックを大切にしています。数値で現状をお伝えし、ポケットの深さや出血の有無をわかりやすくご説明することで、患者さん自身が『自分のお口の今』を理解できるようにしています。旭川市大町という地域で、これからも皆さんのお口の健康を長くお守りしていきたいと思っています。」

よくある質問(FAQ)

Q. 歯周病菌検査は保険適用されますか?
A. 歯周病の診断を目的とした基本的な検査(歯周ポケット測定・X線撮影など)は、保険診療の範囲内で対応できる場合があります。細菌の種類や量を詳しく調べる検査(細菌検査)については、内容によって異なりますので、受診時にお気軽にご確認ください。当院では保険診療でも丁寧なカウンセリング時間を確保しています。
Q. 定期検診はどのくらいの頻度で受けるのが理想ですか?
A. 一般的には3〜6か月に1回の定期検診が推奨されています。ただし、歯周病菌の数が多い方・歯周ポケットが深い方・喫煙習慣がある方などは、より短いスパンでのメンテナンスが望ましい場合があります。最適な頻度は検査結果をもとに担当医と相談して決めることをおすすめします(個人差があります)。
Q. PMTCと普通のクリーニングは何が違うのですか?
A. 一般的な歯科のクリーニングが主に歯石・着色を取り除くのに対して、PMTCは専用の機器と研磨材を使って歯の表面のバイオフィルム(細菌が形成する膜)を除去することに特化しています。バイオフィルムは通常のブラッシングや超音波スケーラーでは取り除きにくく、歯周病再発予防のためにはPMTCによる定期的な除去が効果的とされています(個人差があります)。

📋 まとめ:定期検診の歯周病菌検査でわかること

✅ 歯周病菌検査では、細菌の種類・量・歯周ポケットの深さ・炎症の有無が把握できる
✅ 歯周病は初期〜中期に自覚症状がほぼなく、定期検診での早期発見が重要
✅ PMTC・フッ素塗布など専門的なケアと、毎日のセルフケアを組み合わせることが予防の柱
✅ 歯周病菌は家族間でうつる可能性があるため、ご家族みんなで定期検診を受ける習慣が大切
✅ 「痛くないから大丈夫」という思い込みが、歯周病を悪化させる原因になることがある

松本歯科クリニック|北海道旭川市大町・春光イオンそば

旭川市大町で歯周病菌検査・定期検診のご相談は松本歯科クリニックへ

「歯ぐきの状態が心配」「久しぶりに歯科に行きたい」など、どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。丁寧なカウンセリングで現状をわかりやすくご説明します。

【診療時間】月〜金 9:00〜12:30 / 14:00〜18:00 土 9:00〜13:00 休診:日・祝

JR旭川駅よりタクシーで約15分 駐車場:屋内4台/屋外2台

WEB予約はこちら

監修医師プロフィール

著者写真

松本 弘幸(院長)

平成4年3月
北海道医療大学歯学部卒業
平成8年3月
北海道医療大学歯学研究科博士課程修了
平成8年6月
北海道医療大学歯学部助手
平成11年6月
松本歯科クリニック 開院

資格・所属学会:日本口腔インプラント学会(JSOI)専修医、近未来オステオインプラント学会(IPOI)専門医、日本歯科医師会(JDA)会員、北日本インプラント研究会(NIS)会員、旭川インプラント研究会(AIS)会員

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。