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神経のない歯が折れやすい理由とは?原因・対処法を歯科医師が解説

2026年6月21日

「神経を取った歯が折れてしまった」「根管治療を受けた歯がグラグラしてきた」――そんなお悩みを抱えて来院される患者さんが、旭川市大町の松本歯科クリニックにも多くいらっしゃいます。

神経のない歯は見た目には普通の歯と変わらないのに、なぜ折れやすくなってしまうのでしょうか。この記事では、その理由を歯科医師の視点でわかりやすく解説します。

  • ✅ 神経のない歯が折れやすくなる仕組みと原因
  • ✅ 折れてしまった・ヒビが入った歯への対処法と治療の選択肢
  • ✅ 歯をできるだけ長持ちさせるための予防と当院のこだわり

「神経を取った歯が折れた…」あなたの不安、よく聞かれます

根管治療(歯の神経を取る治療)を受けたあと、しばらくして「歯がパキッと折れてしまった」「根っこにヒビが入ったと言われた」という経験をされる方は少なくありません。

神経のない歯は、治療から数年後に折れる・割れるリスクが高まることが知られています。しかし、なぜそうなるのかを詳しく教えてもらえなかった、という患者さんも多いのが現状です。

「どうして神経を取っただけでこんなに脆くなるの?」「治療前に何か対策はできなかったの?」という疑問はとても自然な感覚です。まずはその仕組みをしっかりと理解することが、歯を守る第一歩になります。

旭川市大町で長年地域の患者さんのお口の健康を守ってきた松本歯科クリニックでは、「なるべく削らない、痛くない、抜かない治療」を大切にしています。そのためにも、神経のない歯のリスクと対処法を正しくお伝えしたいと思っています。

よくある誤解:「治療済みの歯だから大丈夫」は要注意

「根管治療を終えてクラウンを被せたから、もうこの歯は安心」と思われている方がとても多いです。しかし、治療が終わった後も神経のない歯はじわじわと脆くなっていくため、定期的なメンテナンスと経過観察がとても重要です。

治療済みであっても油断は禁物です。日頃のかみ合わせ・歯ぎしり・ケアの習慣によって、歯の寿命は大きく変わってきます。

「神経のない歯」を専門用語で「失活歯」といいます

歯科では、神経を取り除いた歯のことを「失活歯(しっかつし)」と呼びます。生きた歯(有髄歯)と区別して、治療方針や予後のリスクを考えるうえで重要な概念です。失活歯であることを把握したうえで、適切なケアを続けることが歯を長持ちさせることにつながります。

神経のない歯が折れやすい理由:3つの主な原因

神経を取った歯が折れやすくなる理由は、一つではありません。複数の要因が重なり合って、歯の強度が低下していきます。以下のポイントで整理してみましょう。

Point 01 水分・栄養の供給がなくなる
歯の内側から「潤い」が失われる

歯の神経(歯髄)は、単に「痛みを感じるセンサー」ではありません。歯の内部に水分や栄養を供給し、歯質に柔軟性を保たせる重要な役割を担っています。神経を取り除くと、この供給ルートが断たれ、歯の象牙質が乾燥・脆化していきます。木材に例えると、みずみずしい生木は曲げても折れにくいのに、枯れ木はパキッと折れやすくなる、というイメージが近いでしょう。

Point 02 治療による歯質の削減
根管治療で歯の壁が薄くなっている

根管治療では、歯の内部(根管)を清掃・消毒するために、歯質をある程度削って広げる必要があります。その結果、歯の壁(歯根の象牙質)が薄くなり、咬合力に耐えにくくなることがあります。特に奥歯は毎日大きな力がかかるため、根管治療後の歯根破折が起こりやすい部位のひとつです。

Point 03 痛みを感じにくいため異常に気づきにくい
ヒビや亀裂が進行しても自覚症状が出にくい

神経がある歯は、ヒビが入ったり強い力がかかったりすると「痛み」として異常を知らせてくれます。しかし神経のない歯は痛みを感じる機能が失われているため、ヒビや亀裂が進行していても自覚症状が出にくいのが特徴です。気がついたときには大きく割れていた、抜歯が必要になっていた、というケースも残念ながら珍しくありません。だからこそ、定期検診でのレントゲン確認や口腔内カメラによるチェックが重要なのです。

歯ぎしり・食いしばりがリスクをさらに高める

神経のない歯を持つ方の中でも、特に歯ぎしり(ブラキシズム)や食いしばりの習慣がある方は、歯根破折のリスクが高まります。睡眠中の歯ぎしりは、通常の咬合力の数倍もの力が歯にかかることがあるとされており(個人差があります)、脆くなった失活歯には大きなダメージを与えます。

「歯ぎしりをしている自覚がない」という方も多いですが、起床時の顎の疲れ・歯の摩耗・肩こりなどがサインになることがあります。気になる方はお気軽にご相談ください。

歯根破折(しこんはせつ)とはどんな状態か

神経のない歯に起こりやすいトラブルのひとつが「歯根破折」です。これは歯の根っこにヒビが入ったり、縦に割れたりした状態を指します。歯根破折は見た目ではわかりにくく、X線写真でも初期段階では見えにくいことがあります。当院ではCTを院内に完備しており、立体的な画像で歯根の状態を詳細に確認できます。早期発見・早期対応が歯を残すカギになります。

歯が折れた・割れた時の対処法と治療の選択肢

神経のない歯にヒビが入った・折れてしまった場合、どのような対処法があるのでしょうか。状態の程度によって選択肢が変わりますので、まずはご来院のうえ正確な診断を受けることが大切です。

①クラウン(被せ物)による保護

根管治療後の歯には、ほとんどの場合クラウン(被せ物)を装着して歯を守ります。クラウンは歯全体を覆うことで、咬合力を分散させ、ヒビの進行を抑える効果が期待できます。当院では審美性に優れたジルコニアクラウン・セラミック素材もご用意しており、見た目にも自然な仕上がりをめざしています(料金は要相談)。

②破折歯接着再植(はせつしせっちゃくさいしょく)という選択肢

当院の大きな特徴のひとつが、「破折歯接着再植」への対応です。これは、縦に割れてしまった歯を一度口の外に取り出し、専用の接着剤で歯根を接合した後、もとの場所に再植する高度な治療法です。「抜くしかない」と言われた歯でも、条件が揃えばこの治療法で歯を温存できる場合があります(個人差があります)。

破折歯接着再植のメリット

  • 「抜歯」を回避できる可能性がある
  • 自分の歯を残せることで咀嚼機能を維持しやすい
  • インプラントや入れ歯の前に検討できる選択肢
  • 顎骨への侵襲が少ない場合がある

破折歯接着再植の注意点

  • すべての破折歯に適用できるわけではない(個人差あり)
  • 破折の程度・位置によっては対応が難しいケースもある
  • 再植後も定期的な経過観察が必要
  • 自費診療となる場合がある(詳しくはご相談ください)

③インプラント・ブリッジ・入れ歯による補綴

残念ながら歯を保存できない場合は、抜歯後の補綴(欠損補填)について丁寧にご説明します。当院ではインプラント専修医(日本口腔インプラント学会認定)である院長が、骨造成にも対応したインプラント治療をご提案できます。また、ガイデント社認定による10年保証付きのインプラントをご提供しており、治療後の安心サポートも充実しています(料金は要相談)。

⚠ こんな症状があったら早めにご受診を

  • 噛むと違和感や軽い痛みがある(根管治療済みの歯でも)
  • 歯の周りの歯茎が腫れている・繰り返し腫れる
  • 歯がグラグラしてきた気がする
  • 歯が欠けた・割れたような感触がある
  • 冷たいものや熱いものが突然しみるようになった

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神経のない歯をできるだけ長持ちさせる予防策

神経のない歯のリスクを知ったうえで、「では何をすればよいか」を整理しておきましょう。日々のセルフケアと定期的な歯科でのプロケアを組み合わせることが、歯を長く守るうえでとても重要です。

クラウン装着後も定期チェックを怠らない

クラウンを装着した後でも、クラウンの下で歯根にヒビが入ることがあります。定期的なX線撮影やCTチェックを受けることで、問題を早期に発見しやすくなります。当院ではデジタルX線・院内CTを活用し、被ばく量を抑えながら精密な検査が行えます。

ナイトガードで歯ぎしりのダメージを軽減

歯ぎしり・食いしばりがある方には、就寝時に装着するナイトガード(マウスピース)がおすすめです。ナイトガードは歯にかかる過剰な力を分散・吸収し、失活歯の破折リスクを軽減する効果が期待できます(個人差があります)。保険適用で作製できる場合もありますので、お気軽にご相談ください。

予防歯科でお口全体の健康を守る

当院では、歯のトラブルを未然に防ぐ予防歯科にも力を入れています。PMTC(専門的機械的歯面清掃)・フッ素塗布・歯周病菌チェックを組み合わせ、お口全体の健康状態を定期的に管理します。予防こそが歯を長持ちさせる最善の方法と考えています。特に神経のない歯をお持ちの方は、3〜4ヶ月に一度のペースでの定期通院をお勧めしています(個人差があります)。

松本歯科クリニックが「歯を守る」ために大切にしていること

北海道旭川市大町で地域の皆さまのお口の健康を支えてきた松本歯科クリニックでは、「なるべく歯を残す・削らない・抜かない」を大切にした診療を行っています。以下に当院のこだわりをご紹介します。

  • インプラント専修医(日本口腔インプラント学会)による高精度な診断と治療。院内CT完備で骨の状態を3D画像で正確に把握します
  • 破折歯接着再植への対応。「抜くしかない」と言われた歯でも、条件が揃えば温存できる可能性があります(個人差あり)
  • 口腔内カメラ・デジタルX線・院内CT完備。歯の状態をリアルタイムで患者さんと共有しながら治療方針をご説明します
  • 自費診療最長10年保証制度(インプラントはガイデント社認定10年保証)。治療後も安心のサポート体制を整えています
  • 徹底した院内滅菌管理。ハンドピース(歯を削る機械)は患者さんごとにオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)で処理し、清潔な環境で治療を行います

⚕ 院長コメント|松本 弘幸(まつもと ひろゆき)

私は大学院でインプラントについて4年間研究し、博士号を取得しました。その経験から「歯を失う前に守ること」の大切さを深く感じています。神経のない歯は確かに脆くなりやすいのですが、正しいケアと定期的な管理を続けることで長く使い続けられる可能性は十分あります。

当院では、父が長年培ってきた地域への貢献という礎を大切にしながら、私自身が持つ新しい技術・知識・熱意を総動員して、皆さまのお口の健康をお守りしていきたいと思っています。

「歯が折れてしまった」「ヒビが入っているかも」と心配な方は、どうぞお気軽にご相談ください。患者さんにご納得いただけるまで、丁寧にご説明いたします。

診療情報・アクセスのご案内

松本歯科クリニックは、北海道旭川市大町2条10丁目173-55にございます。春光イオンそばに位置し、お車でのアクセスに便利な駐車場6台を完備しています。公共交通機関をご利用の場合は、バス停「大町2条10丁目」より徒歩約2〜3分です。JR旭川駅からはタクシーで約15分となっています。

項目 詳細
住所 〒070-0842 北海道旭川市大町2条10丁目173-55
診療時間 月〜金 9:00〜13:00 / 15:00〜19:00、土 9:00〜13:00
休診日 日曜・祝日
駐車場 6台完備(無料)
対応診療 歯科・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科
お支払い クレジットカード対応

よくあるご質問(FAQ)

Q. 神経を取った歯は必ずクラウン(被せ物)にしなければいけませんか?
A. 歯の状態や位置によって異なりますが、根管治療後は歯質が弱くなっていることが多く、咬合力がかかる奥歯ではクラウンでの保護をお勧めするケースが多いです。前歯など力のかかりにくい部位では、詰め物で対応できる場合もあります。まずはご来院のうえ、口腔内カメラやX線でしっかりと状態を確認させてください。
Q. 歯根が折れてしまったら抜歯するしかないのでしょうか?
A. すべてのケースで抜歯が必要なわけではありません。当院では「破折歯接着再植」という方法で、条件が揃えば歯を残せる可能性があります(個人差があります)。また、破折の程度・深さ・位置によって対応が変わりますので、まずは院内CTを用いた精密診査を受けていただくことをお勧めします。「他院で抜歯と言われた」という方も、一度ご相談ください。
Q. 神経のない歯が何本かあります。特に気をつけることはありますか?
A. まず定期的な通院(目安として3〜4ヶ月に1回・個人差があります)でのチェックを続けることが大切です。歯ぎしり・食いしばりの習慣がある方はナイトガードの使用もご検討ください。また、硬いものを無理に噛むことは控えていただくと安心です。当院では予防歯科(PMTC・フッ素塗布・歯周病菌チェック)にも対応していますので、お口全体のトータルケアをお任せいただけます。
Q. 旭川市大町周辺から通院できますか?駐車場はありますか?
A. はい。松本歯科クリニックは北海道旭川市大町2条10丁目にあり、春光イオンのそばという便利な立地です。駐車場は6台完備していますので、お車でお気軽にお越しいただけます。バスをご利用の場合は「大町2条10丁目」停留所から徒歩約2〜3分です。ご家族みなさまでのご来院も歓迎しています。

この記事のまとめ

  • ✅ 神経のない歯は水分・栄養供給が断たれ、歯質が脆くなるため折れやすくなる
  • ✅ 根管治療による歯質の削減・痛みを感じにくい特性が、破折リスクをさらに高める
  • ✅ 折れ・ヒビへの対処法はクラウン保護・破折歯接着再植・インプラント等があり、状態に応じて選択できる
  • ✅ 定期検診・ナイトガード・予防歯科ケアで失活歯を長持ちさせることが期待できる
  • ✅ 松本歯科クリニックでは院内CT・破折歯接着再植対応・10年保証で歯を守る体制を整えています

「歯のことが心配…」と感じたら、まずはご相談ください

神経のない歯のこと、折れた・割れた歯のこと、予防やメンテナンスのことなど、どんなお悩みでもお気軽にお問い合わせください。旭川市大町の松本歯科クリニックでは、患者さんがご納得いただけるまで丁寧にご説明いたします。

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監修医師プロフィール

著者写真

松本 弘幸(院長)

平成4年3月
北海道医療大学歯学部卒業
平成8年3月
北海道医療大学歯学研究科博士課程修了
平成8年6月
北海道医療大学歯学部助手
平成11年6月
松本歯科クリニック 開院

資格・所属学会:日本口腔インプラント学会(JSOI)専門医、近未来オステオインプラント学会(IPOI)専門医、日本歯科医師会(JDA)会員、北日本インプラント研究会(NIS)会員、旭川インプラント研究会(AIS)会員、日本訪問歯科協会認定医

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

インプラント周囲炎とは?原因・症状・治療法を旭川市の歯科医師が解説

2026年6月17日

「インプラントを入れた後、歯ぐきが腫れてきた…」「インプラントの周りから出血する…」そのような症状が出て不安になっていませんか?

インプラント治療は、しっかりとした術後ケアを続けることがとても大切です。インプラント周囲炎はインプラント治療後に起こりうるトラブルのひとつで、早期に対処することが、インプラントを長持ちさせるうえで非常に重要なポイントになります。

この記事でわかること

  • ✅ インプラント周囲炎とはどのような状態なのか
  • ✅ インプラント周囲炎の原因・症状・治療法
  • ✅ 松本歯科クリニックでのインプラント・予防ケアへの取り組み

インプラント周囲炎とは?まず知っておきたい基礎知識

インプラント周囲炎の定義

インプラント周囲炎とは、インプラント(人工歯根)の周囲の組織に炎症が起き、支えている顎の骨が溶けて(吸収されて)いく病気です。天然の歯における「歯周病」と非常によく似た状態であることから、「インプラントの歯周病」とも呼ばれます。

インプラントは人工物ですので虫歯にはなりませんが、歯ぐきや骨といった周囲の組織は細菌の影響を受けます。そのため、日々のブラッシングや定期メンテナンスを怠ると、細菌が増殖してインプラント周囲の組織に炎症を引き起こすことがあります。

インプラント周囲粘膜炎との違い

インプラント周囲の炎症には、大きく2つの段階があります。ひとつは「インプラント周囲粘膜炎」で、炎症が歯ぐき(軟組織)にとどまっている初期の状態です。もうひとつが「インプラント周囲炎」で、炎症が骨にまで広がり、骨が溶け始めている状態を指します。

インプラント周囲粘膜炎の段階で適切なケアを行えば、炎症が改善しやすいとされています(個人差があります)。しかし放置して骨吸収が進むと、インプラント周囲炎へと進行し、治療がより複雑になる場合があります。気になる症状があれば、早めに歯科医院へご相談ください。

インプラント周囲炎はどのくらいの頻度で起こる?

インプラント周囲炎は、インプラント治療を受けた方のうち一定の割合で発生するリスクがあるとされています。研究によってその数値には幅がありますが、術後のメンテナンスを怠った場合にリスクが高まることは多くの研究で示されています。インプラントを長く使い続けるためには、定期的な検診とプロフェッショナルクリーニングが欠かせません。

インプラント周囲炎の原因・仕組みをわかりやすく解説

主な原因は細菌の繁殖とバイオフィルム

インプラント周囲炎の最大の原因は、インプラント周囲に蓄積する細菌のかたまり(バイオフィルム・歯垢)です。歯垢は食後に急速に形成され、放置するとやがて硬い歯石へと変化します。歯石になると自分のブラッシングでは除去できず、細菌が産生する毒素が周囲の歯ぐきや骨を刺激し続けることになります。

Point 01 プラーク・歯石の蓄積
ホームケアの不足が炎症の引き金に

毎日のブラッシングが不十分だと、インプラントと歯ぐきの境目(インプラント周囲溝)にプラークが蓄積します。プラーク内の細菌が出す毒素が歯ぐきを刺激し、出血・腫れ・骨吸収へとつながります。インプラントのネジ状の構造はプラークが付きやすいため、特に丁寧なケアが求められます。

Point 02 もともとの歯周病リスク
歯周病の既往がある方は特に注意が必要

過去に歯周病を経験した方は、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まるとされています。口の中に歯周病菌が多く存在している場合、インプラント周囲にも同じ菌が影響を与える可能性があります。インプラント治療の前後を問わず、歯周病のコントロールが重要です。

Point 03 全身的な健康状態・生活習慣
喫煙・糖尿病などがリスクを高める

喫煙は歯ぐきへの血流を低下させ、免疫機能を弱めるため、インプラント周囲炎のリスクを高める要因のひとつとされています。また、糖尿病など血糖コントロールが不安定な状態も、感染に対する抵抗力を下げると言われています。全身の健康管理もインプラントを守るうえで大切です。

よくある誤解:「インプラントは骨に固定されているから大丈夫」

インプラントがしっかり骨と結合したからといって、その後のケアが不要になるわけではありません。骨結合が完了した後も、周囲の歯ぐきや骨は細菌の影響を受け続けます。天然の歯と同じように、丁寧な日常ケアと定期メンテナンスを継続することが、インプラントを長く維持するための要になります。

インプラント周囲炎の症状チェックリスト

こんな症状があったら要注意

インプラント周囲炎の初期は、ほとんど自覚症状がない場合も多くあります。だからこそ、定期的な検診で早期発見することが大切です。以下のような症状があれば、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

  • インプラント周囲の歯ぐきが赤く腫れている
  • ブラッシング時にインプラント周囲から出血する
  • インプラント周囲の歯ぐきが下がってきた気がする
  • インプラント周囲から膿が出ている・臭いが気になる
  • インプラントがぐらついている感じがする
  • 噛むときに痛みや違和感がある

インプラントがぐらつく段階は、骨吸収がかなり進んでいる可能性があります。このような状態になる前に、定期検診でしっかり状態を確認することが重要です(個人差があります)。

進行の段階と骨吸収の目安

インプラント周囲炎は一般的に「軽度・中等度・重度」の段階に分けられます。軽度の段階では骨吸収がわずかで、適切なクリーニングとセルフケアの改善で状態が落ち着くことが期待できます(個人差があります)。中等度・重度になると骨の失われる量が増え、外科的な処置が必要になるケースもあります。X線(レントゲン)や口腔内カメラで定期的に骨の状態を確認することが、早期発見につながります。

インプラント周囲炎の治療法と予防のポイント

非外科的治療(保存療法)

炎症が比較的軽度の場合は、まず外科的な処置を行わずに改善を目指す「非外科的治療」が選択されます。専門的な器具を用いてインプラント表面のプラークや歯石を除去(デブライドメント)し、細菌の量を減らすことが主な目的です。また、ご自宅でのブラッシング方法の改善指導も、治療の重要な柱のひとつです。

✅ 非外科的治療のメリット

  • 身体への負担が少ない
  • 早期であれば改善が期待しやすい
  • 通院回数が比較的少ない
  • セルフケア改善と組み合わせやすい

⚠ 非外科的治療のデメリット

  • 中等度以上では効果が限定的な場合がある
  • 一度失われた骨は戻らないことが多い
  • 自宅ケアの継続が必要不可欠

外科的治療(フラップ手術・骨造成)

炎症が中等度以上に進行している場合や、非外科的治療で十分な改善が見られない場合は、外科的な処置が選択されることがあります。歯ぐきを切開してインプラント表面を直接清掃する「フラップ手術」や、吸収された骨を再生する「骨造成(GBR法など)」が代表的な治療法です。

骨造成は高度な外科技術を要する治療であり、対応できる歯科医院は限られます。当院では骨造成対応のインプラント治療を行っており、院内CTによる精密な骨の評価のもと、適切な治療計画を立てることができます。

予防がもっとも大切:日常ケアと定期メンテナンス

インプラント周囲炎を防ぐうえで、もっとも重要なのが日常的なセルフケアと定期的なプロフェッショナルクリーニングです。歯科衛生士による専門的なクリーニング(PMTC)でインプラント周囲の歯垢・歯石をしっかり除去し、インプラントの状態を定期的にチェックすることが、長期維持につながります。

⚠ 注意してほしいこと

インプラント周囲炎の治療は、進行具合によって内容が大きく異なります。「なんとなく違和感がある」という段階から歯科医院に相談することが、骨の喪失を最小限にとどめるために大切です。自己判断で放置すると、取り返しのつかない状態になる可能性もあります。

また、市販の口内洗浄液だけでプラークを取り除くことはできません。プロフェッショナルクリーニングとの組み合わせが重要です。

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松本歯科クリニックのインプラント・予防へのこだわり

専門的な知識と設備で、インプラントを長く守ります

旭川市大町にある松本歯科クリニックの院長・松本弘幸は、北海道医療大学大学院でインプラントを4年間研究し、博士号を取得しました。父が長年にわたって築いてきた地域医療の礎を大切にしながら、新しい知識と技術を患者さんのために役立てることを日々の診療の柱としています。

インプラント専修医(日本口腔インプラント学会)の資格を保有し、院内CT・骨造成対応・ガイデント社10年保証という体制で、インプラント治療から術後の長期管理まで一貫してサポートします。

  • インプラント専修医(日本口腔インプラント学会)資格保有|博士課程でインプラントを研究した院長が丁寧に診察します
  • 院内CT完備・デジタルX線|骨の状態を精密に把握し、インプラント周囲炎の早期発見にも役立てています
  • 予防歯科(PMTC・歯周病菌チェック)|インプラント周囲炎の予防に直結するプロフェッショナルクリーニングを実施
  • 口腔内カメラ|インプラント周囲の状態をリアルタイムで確認でき、患者さんと一緒に状態を共有できます
  • 自費診療最長10年保証・ガイデント社10年保証|安心して長期的にお付き合いいただける保証体制を整えています

⚕ 院長 松本 弘幸(まつもと ひろゆき)より

インプラントは、しっかりとした術後ケアを続けることで長く機能し続けることが期待できる治療です。わたしは大学院でインプラントを研究してきた経験と、地域の患者さんと長年向き合ってきた経験を活かして、インプラントを入れた後も安心していただける環境を整えています。

インプラント周囲炎は、早期に対処することで対応の選択肢が広がります。「なんとなく気になる」という段階から、どうぞお気軽にご相談ください。患者さんのお口の状態をCTや口腔内カメラでわかりやすくお見せしながら、ご納得いただける治療方針をご提案します。

旭川市大町で、ご家族みなさまのお口の健康を長くサポートできる歯科医院でありたいと思っています。スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。

インプラント周囲炎に関するよくあるご質問

Q. インプラントを入れた後、どのくらいの頻度でメンテナンスに通えばいいですか?
A. 一般的には、3〜6ヶ月に1回の定期検診・クリーニングをおすすめすることが多いです(個人差があります)。お口の状態や歯周病のリスクによって適切な間隔は異なりますので、担当の歯科医師と相談して、ご自身に合ったペースを決めることが大切です。当院では、インプラントの状態をCTやデジタルX線でしっかり確認しながら管理しています。
Q. インプラント周囲炎になったら、インプラントを抜かないといけませんか?
A. 必ずしもインプラントを撤去しなければならないわけではありません。炎症の程度によっては、クリーニングや外科的処置によって状態の改善が期待できる場合があります(個人差があります)。ただし、重度に進行して骨が大きく失われてしまった場合は、残念ながらインプラントの撤去が必要になるケースもあります。早期発見・早期対処がとても大切です。
Q. 他院でインプラントを入れましたが、松本歯科クリニックでメンテナンスをお願いできますか?
A. はい、他院でインプラントを入れた方のメンテナンスや、気になる症状についてのご相談も承っています。まずは現在の状態をCTや口腔内カメラで確認し、適切なケアの方法をご提案いたします。「どこで相談すればいいかわからない」という方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。北海道旭川市大町の当院は、春光イオンそばに位置しており、駐車場も6台完備しておりますのでお車でもお越しいただけます。

この記事のまとめ

  • ✅ インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の骨や歯ぐきに炎症が起きる「インプラントの歯周病」ともいうべき病気
  • ✅ 主な原因は細菌(プラーク・歯石)の蓄積で、歯周病の既往・喫煙・糖尿病などもリスクを高める
  • ✅ 初期段階(インプラント周囲粘膜炎)で対処すると改善が期待しやすい(個人差があります)
  • ✅ 予防には日常ケアの徹底と、歯科医院でのPMTC・定期検診が欠かせない
  • ✅ 松本歯科クリニックでは院内CT・骨造成対応・インプラント専修医が一貫してサポート

インプラントのことが気になったら、まずはご相談ください

「インプラント周囲炎かもしれない」「インプラントを検討しているが不安がある」など、どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください。北海道旭川市大町の松本歯科クリニックでは、院長・松本弘幸がご納得いただけるまで丁寧にご説明いたします。春光イオンそば・駐車場6台完備で通いやすい環境です。

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【診療時間】月〜金 9:00〜13:00 / 15:00〜19:00 土 9:00〜13:00 日・祝 休診
【所在地】〒070-0842 北海道旭川市大町2条10丁目173-55 JR旭川駅よりタクシー約15分 / バス「大町2条10丁目」停留所より徒歩約2〜3分 / 駐車場6台完備

監修医師プロフィール

著者写真

松本 弘幸(院長)

平成4年3月
北海道医療大学歯学部卒業
平成8年3月
北海道医療大学歯学研究科博士課程修了
平成8年6月
北海道医療大学歯学部助手
平成11年6月
松本歯科クリニック 開院

資格・所属学会:日本口腔インプラント学会(JSOI)専門医、近未来オステオインプラント学会(IPOI)専門医、日本歯科医師会(JDA)会員、北日本インプラント研究会(NIS)会員、旭川インプラント研究会(AIS)会員、日本訪問歯科協会認定医

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。