2023年4月24日(月) 一歩進んだ口腔インプラント治療

昨今のインプラント治療の普及に伴い、多くの歯科医師がインプラント治療に取り組み、骨の幅や高さが十分ある患者様の多くは身近な歯科医院にて治療を受けることができるようになりました。

しかし、歯槽骨の吸収が著しい、歯がほとんど残っていない、上顎洞(上の歯が植わっている骨の空洞)までの骨の量が十分でない、治療期間を短くしたい、交通事故などで前歯を失い、審美性を強く求める患者様など、従来は適応症でなかった患者様のインプラント治療の要求もますます高まる時代になってきました。

ではどうするか

そうした要求に応えるための一方法として、

  • 骨補填材(骨を増やすための材料)
  • 歯槽提増大術(やせた骨の幅や高さを増やす)
  • 上顎洞底挙上術(上の顎骨の空洞部分に骨を増やす)
  • ソケットプリザベーション(歯を抜いたあとの穴を凹ませずに埋める)
  • 歯科用レーザーで傷を早く治す

といった技術、材料を取り入れることでより確実に、美しく、早期にインプラントを植立できるのです。

そのインプラントはどれくらいの期間もつのか

さて、そのインプラントはどのくらいの期間もつのでしょうか?という質問を良く受けます。

結論、一般的には普通の歯と比較してインプラントの喪失率は、ほぼ同程度です。

 

ところが、歯周病で歯を失った歯にインプラントを用いた場合、インプラントの5年間の長期的な喪失率は歯周病ではない人に比べて約5倍も高いとされています。これは、歯周病で歯をなくしてきた人にインプラントを適用するときにはリスクがそれだけ高いということを意味しています。

 

インプラントを失う原因で最も多いのはインプラント周囲炎、つまり歯周病菌によるインプラント表面の汚染です。毎日のセルフケアに加えて歯科医院での歯周病予防がとても大事だといえるでしょう。

 

歯を健康に保つために毎日の正しい歯磨きはもちろん大事ですが、インプラントを永く持たすためにも、3ヶ月に一度は定期的な歯のクリーニング、メインテナンスを受けられることをお勧めします。

 

旭川の歯医者 松本歯科クリニック

日本口腔インプラント学会(JSOI)專修医

院長 松本 弘幸

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